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不思議な体験

突然ですが...

夢でメッセージ(お告げ?)を受け取ったことはありますか?

 

私は周りにスピリチュアルな方がいるので

話を聞いたりすることはありますし、

そういう世界もあると考えています。

ただ、これまで自分自身が体験したことはありませんでした。

 

ところがある日、夢でメッセージを受け取ったんです。

普通の夢と違うことだけは何となくわかりました。


 

夢の中で和室に座っていると、

仏像が畳に一体置かれていることに気付きます。

「なんでこんなところに…」

と不思議に思いジッと見ていると、

仏像が光り出し、近付いてきました。

目を開けられないくらい眩しく、

恐怖もあったのでずっと目を閉じていました。

 

そして

 

観阿弥世阿弥に会いなさい」

 

というメッセージを残し、消えてしまいました。

 

同時に目が覚め、夢であったことに気付きます。

ただいつもの夢でなかったことは理解できたので、

観阿弥世阿弥」についてすぐ調べました。

歴史の授業で名前を聞いたことがあるくらいで、

何をした人が全く覚えていません。

調べてみると、

 

1400年前後に活躍した能楽師

 

後継者のために残したバイブル「風姿花伝」。

 

この書は将軍家・徳川家康と伝承者のみに伝えられていた。

 

明治時代まで風姿花伝の存在は秘匿されていた。

 

「初心忘るべからず」という言葉も世阿弥の教えを引用しており、

現在も多くの経営者の座右の書となっている。

 

気になる!

すぐに行動に移すことを決め、

特に読みやすそうだった

「ビジネス版『風姿花伝』の教え」

という本を購入し、

著者である能楽師の森澤勇司さんの勉強会に

申し込み、お会いしに行きました。

 

初めての能楽の世界でしたが、

分かりやすい言葉で読み解いてくださり

勉強になりました。

 

いくつかシェアしますね。

 

能の世界は旅人やお坊さんの頭の中を描いている。

彼らは舞台の端におり、能舞台の中に居る

登場人物や設定は空想上のものである。

この世界観は当時の日本人に根付いたものであり、

「そこに人がいるような気がする」

と感じただけでも、すべて現実にあったものとしていた。

「気のせい」という感覚はなかった。

 

 

日本語の表現力の深さを楽しめる。

「弥生半ば」という表現だけで

「春の空」「満月」「暖かい夜」であることがわかり、

旅人が「夜でも遠くに行ける」というところまで読み取れる。

 

 

現代で夫を意味する言葉として使われる檀那(旦那)とは

檀家から来ており、本来寺社へ物品や金銭を寄進する人を表す。

奥さんに寄進する人という意味になるので

気を付けましょう(笑)。

 

 

「視点」「視野」「視座」を意識する。

同じものを持った者同士では物事が進展しない。

急にすべてを入れ替えてもメチャクチャになる。

進展を望むのであればバランスを考え、

どれかを入れ替えてやる必要がある。

 

 

歴史の長い文化は奥が深いですね。

ビジネスに応用されるのもわかる気がします。

こういった文化を語れるように

教養を身に付けたいと思いました。

森澤さんは重要無形文化財能楽」保持者。

勉強会の最後に、すぐ隣の特等席で

能楽の一節を演じていただきました。

凄い声量と迫力でした!

 

あの時見た夢にどんな意味があったのかわかりませんが、

こうして新しい出会いと学びを得ることができました。

昨年半ばから、何事も先入観を捨てて受け入れることを

決めたからかなぁと思っています。

 

これからも自分の感性に従って

楽しみながらやっていきます!